富山の特産品昆布じめとは、魚の刺身を昆布でしめたもので、江戸時代から明治にかけての北前船の運航と深く関わってきます。
江戸時代 蝦夷地と呼ばれた北海道から昆布・にしんなどの魚介類を積み込み、大阪を目指したいわゆる「昆布ロード」の中継地として富山がありました。
水橋・岩瀬・伏木などに寄港し北海道で積んだ商品を売り、そこで得た代金で商品を仕入れて大阪を目指す。そのため、昆布の名産地でもない富山で、昆布の文化が花開きました。
昆布じめ、昆布巻き、昆布入り蒲鉾など昆布にまつわる商品は、現在でも富山には多数あります。
1. お刺身を昆布で一晩じっくりしめました
昆布とお刺身を一晩かけてなじませています。
昆布のだしを「水出し」でとる時のように昆布はじっくりとうまみ成分をだしていく性質があるので、丸玉ではじっくりとうまみを引き出します。
2. 素材(魚)のおいしさを引き出しています
あらかじめ魚に含まれている余分な水分を抜き取り、昆布と刺身が最もおいしくなる状態を作り出しています。
3. うまみ成分の相乗効果
昆布にはグルタミン酸ナトリウムといううまみ成分(アミノ酸)、刺身にはイノシン酸といううまみ成分(アミノ酸)が含まれています。
二つのうまみ成分が混じることにより、1+1=2で2倍ではなく7倍の相乗効果があるといわれております。